自分の時間を取り戻せ!残業をなくす解決法3選

 

あなたは定時退社をして、仕事終わりに自分の好きなことをする時間を作れていますか?

この質問で「定時退社なんてしばらくしてない」と答える人は多いと思います。

特に独身の人は、自分の時間があるからこそ、定時を過ぎても仕事をやり続けてしまうという人もいるでしょう。

また、業務が圧迫していて定時退社どころではないと思う人もいるかもしれません。

そんな定時難民のみなさまに、残業が少しでもなくなるためのヒントをお届けします。

 

残業の原因は個人のスキルと悪しき風習

定時で帰りたいのに残業してしまう原因は何でしょうか?

主に日本の企業に勤めるサラリーマンは、他の国よりも残業が多く労働時間が長い傾向にあります。

その答えの軸は2つ存在します。

原因その1 個人のスキル不足

なぜか仕事が片付かなくて残業になる。

なぜかやるべき仕事があとで出てきてしまい残業になる。

そういう人もいるのではないでしょうか。

定時退社に向けて一生懸命やっているにも関わらず一向に業務が終わらないことや、あとから大事な仕事を思い出したりして、仕事に働かされている人は仕事をする上での時間短縮の技術が不足しています。

 

原因その2 日本人が古くから受け継がれている「努力」と「自国愛」

残業する人=自社愛を持って努力を惜しまない人と評価する風習を持つ企業はいまだ存在しています。

特に設立年数が長い企業には現れやすい特徴とも言えます。

日本人は古くから「努力」と「自国愛」に注力し尊重してきた人種です。それは現代社会でも残業という形で残っているということです。

また、この風習により定時退社することに対しての罪悪感が刷り込まれてしまい、いざ定時退社しようとすると自分だけ何か悪いことをしているのではないかという気持ちを抱く人もいるのではないでしょうか。

このように日本にいるからこそ、働き方や就業への気持ちが歪んできてしまうのです。

 

では、これらの原因を踏まえた上でどのようにすれば残業を少なくできるのか、見ていきましょう。

 

残業解決法①「ショートカットキー以外のショートカットも使う」

仕事のスピードが遅く、残業になってしまう人の特徴は「なんでも1から始める」です。

みなさんは仕事で使うデータやフォルダはデスクトップのどこにありますか?

例えば、ワードを使うにしても、スタートボタンからクリックして、アプリケーションの一覧から探して開くということを毎回していては、時間が勿体ないです。

よく使うアプリケーションはショートカットを作ってデスクトップに置くか、Windowsであれば「タスクバーにピン止めする」という機能をつかって、アプリケーションを固定しておくことをおすすめします。

また、よく使うフォルダはエクスプローラ内の「クイックアクセス」にピン止めしておくとフォルダをダブルクリックしていく回数も少なくなります。

ショートカットキーはよく知られていますが、そういったファイルやデータでのショートカット技もこなせばかなりの時短になるスキル技です。

塵も積もれば山となる、は時間でも当てはまります。どんどんショートカットを開拓していきましょう。

 

残業解決法②「チームワーク戦法」

自分の仕事だと思って仕事を独り占めしているのは、実は残業を増やすほかにも、会社にとって致命的な行為でもあるのです。

仕事というのは、組織があって行われることで、その組織も小さなチームがあってこそ作られています。

本来ならば分担して行うべき仕事を自分ひとりでする行為は、チームメイトのスキルアップの機会を奪っていることと同じです。

つまり、将来的な会社の成長を自分が奪っているのです。

これを理解できれば、自分ひとりでやらないといけない仕事はそうでないと気づけます。

仕事をチームで取り組む提案を怖がらずにしてみてください。

残業解決法③「目には目を、風習には風習を」

実際、残業をすることなく定時で帰る人を疎ましく思う従業員は必ず存在します。

しかし、そのごくわずかな人たちのために残業をすることは論理的ではありません。

ここは思い切って、定時退社をしてみましょう。

最初の1週間は周りから「なんで定時に帰るの?」と言った不振の目を向けられるかもしれません。

しかしあなたはそれに対して笑顔で挨拶し退社するのです。

会社の風習を変えることは難しいですが、自分自身の風習はすぐに変えることができます。

勇気を出して、定時退社をしてみましょう。

 

これからは生産性と効率の時代

上記の解決法は、ごく当たり前のことのように思えたかもしれません。

しかし、いざ自分の立場になったとき、

「なんだかファイルを開くのに手順が多いな」

「なんで私ばっかり仕事しているのだろう」

「定時だから帰りたい」

と思うシチュエーションは多いはずです。

これからの社会は、人が時間に追い越されてしまう時代へ変化していきます。

AI技術が進歩し、私たちが手順を踏んできたことは一瞬で済まされ、マルチタスクはものの数秒で処理されていきます。

そんな時代だからこそ、私たちは人としての生産性と効率の改善を追い求めなければなりません。

AIの持つ時間は無限ですが、私たちの持つ時間は有限です。

どうか残業という自分の時間ではない時間を少しでも減らし、自分自身の幸せを追い求める時間を作ってみてください。

きっと、残業よりももっと価値のある時間になるに違いありません。